パルムのカロリーは高い?ダイエット中に食べると太る?

パルムは森永乳業から出ている大人気のアイスクリーム!当初はチョコレートだけでしたが、今は色んな種類があります。このパルムをダイエットに活用できると凄い評判になっています。そこで、パルムの製品情報とダイエッター達はパルムをどう、ダイエットに活用しているかを解説いたします。

アイスクリーム「パルム」のカロリーや栄養素の情報

パルム、ご存知ですか?カップではなく棒アイスですが、パッケージからすでに高級感が漂っています。

パルムのカロリー・炭水化物・脂質・タンパク質は?

                        カロリー タンパク質 脂質 炭水化物 
・チョコレート(1本入り90ml)             237Kcal 2.7g 15.6g 21.4g
・チョコレート(1本/6本入り 55ml)  145 1.6 9.7 12.8 
・プラリネ仕立て(55ml)        145 1.8 10.0 12.0  
・抹茶(55ml)             129 1.3 8.4 12.1  
・アーモンド&チョコレート(55ml)    171 2.4 12.0 13.3
・ストロベリー&ホワイトチョコ(55ml) 132 1.4 8.8 11.8
 

上記以外にも、キャラメル、マンゴー、オレンジなどがあり。カロリーもそれぞれ違います。全てのパルムが揃っているお店はなかなかないので、電話、お店のHPで確認しましょう。
価格もそれぞれ違うのですが、元祖パルム(チョコレート)1本は、希望小売価格130円(税抜き)。6本入りが420円。

パルムと他のアイスクリームとのカロリー比較

では、せっかっく、冒頭にパルムのカロリーを表示しましたので、パルムは他のアイスクリームと比較してカロリーが高いのか低いのか、他の森永乳業のアイスと比較してみました。

・パルム(チョコレート)(1本) 237Kcal
・ピノ(6個)   186Kcal
・MOWチョコレートエクアドルカカオ(1カップ) 235Kcal
・チェリオバニラ(1本)  298Kcal
・栗入りあずきモナカ(1個)233Kcal

他のアイスクリームのカロリーと比較して高くもなければ低くもない、中間あたりに位置しています。
ハーゲンダッツ(バニラ)のIカップが244Kcalです。パルムよりはすこし高めのカロリーですが、豆腐の約1/50の差しかありませんので、ほぼ同カロリーとして考えていいでしょう。

パルムと他のスイーツとのカロリー比較

アイスクリームとしては高いカロリーではありませんが、他のスイーツとはどうでしょうか?
パルム1本と近似値のスイーツは以下の通りです。

・パルム(チョコレート)(1本)   237Kcal(炭水化物 21.4g)
・THEセブンシュー(1個 セブン)  240Kcal(炭水化物 23.5g)
・豆大福(1個 セブン)       181Kcal(炭水化物 40.6g) 
・チーズケーキ(同上)        257Kcal(炭水化物 20.4g)
・ショートケーキ(同上)       275Kcal(炭水化物 38.61g) 
・やわもちアイスみたらし(同上)   244Kcal(炭水化物 40.0g)

誰もがよく行くセブンの製品を参考にさせていただきました。

では、パルム(1本 237Kcal  炭水化物 21.4g)と比較してみましょう。
カロリー値は近似値であっても、炭水化物の量がマチマチであることに気づかれたと思います。

たとえば、豆大福。カロリーはパルムよりも低いのですが、炭水化物がパルムよりも倍近くもあります。シュークリームはカロリーも炭水化物の量はほぼ似ています。
シュークリームとパルムを比べると、シュ―クリームはペロリと食べてしまいがちで、パルムのほうが食べた感はありそうですね。
また、和菓子のほうが圧倒的に炭水化物の量が多いことに気づかれたと思います。

現在は、極端な糖質制限については賛否両論ですが、健康を害さない程度のプチ糖質制限によるダイエット効果は、専門医や研究者の間でも支持されています。

「やわもちアイスみたらし」と「パルム」はほぼ同カロリーですが、やわもちのほうの炭水化物がパルムの倍近くあります。
そのことから、ダイエット中に食べるとしたら、パルムのほうが妥当と考えることができます。

だからといって2本以上、食べてもいいとはなりませんので、戒めましょう。

パルムはアイスクリームに分類

私達はパルムなどでも「アイス、アイス」とよく口にしていますが、厳密に言えば、乳脂肪分などの違いから、4つに分類されています。
私達が知っているアイスは「乳及び乳製品の成分規格に関する省令」「食品、添加物等の規格基準」(食品衛生法)によって下記のように分類されています。

                                         乳固形成分   うち乳脂肪分
➀アイスクリーム(パルム ハーゲンダッツなど)       15.0%以上    8.0%以上
②アイスミルク(雪見だいふくなど)              10.0%以上    3.0%以上
③ラクトアイス(スーパーカップなど)                3.0%以上 
④氷菓(ガリガリくんなど)            上記以外のもの

(一般社団法人 日本アイスクリーム協会:引用)

パルムは上記のアイスクリームに分類されていますので、アイスと私達が呼んでいる中で一番、カロリーが高いということになります。
カロリーが高いパルムが最近、ダイエット効果をあげるということで注目を浴びています。そのサワリの部分は便宜上、先述しましたが、もう少し、パルムとダイエット効果の関係について検討してみます。

パルムを食べると太る?太らないための食べ方

パルムにダイエット効果があるといっても、「食べれば、痩せる」というのではありません。パルムの栄養組成を活かすことで、ダイエットに取入れることができるというものです。 

パルムは高脂質で低糖質

(炭水化物は糖質に食物繊維が含まれた物質で、ダイエットの邪魔をするのは、糖質です)
パルムもそれなりに甘味があるため、糖質も多いと予測するのですが、和菓子系統のアイスなどと比較すれば、上記でも説明しましたように、糖質は半分近くしか入っていません。
しかし、それでも食品全体でみると糖質は高いですので、ダイエット中にとって良い食品ではありません。
ではなぜそんなに糖質はダイエットにダメなのでしょうか?

糖質は脂肪を蓄積させるインスリンを増やす

インスリンは膵臓から分泌され、血糖を下げるホルモンです。
糖質を摂って血糖が上がると、インスリンが分泌されて血糖を下げます。同時に脂肪を溜め込みます。
糖質を少なくすれば、インスリンの分泌も少ないため、溜め込む脂肪の量も少なくてすみます。
少し余談になりますが、「では、糖質を全く摂らなければ、早く瘠せられる?」と考える人がいます。これは、非常に危険な方法です。
糖質が体内に入らなくなると、脂肪が糖質に変わって糖質を補充しようとするので、まず、脂肪が減ります。さらに糖質を制限すると、今度はタンパク質が糖質に変わって糖質の働きをします。タンパク質は筋肉や皮ふ、臓器の材料です。タンパク質の極減は命の存続にかかわる非常に危険な状態です。
糖質の過剰はダイエットの邪魔をしたり、病気を誘発しますが、極減もまた、健康を害するということを知っておいてください。

パルムをどうしても食べたいなら夜はNG

なぜ、夜はNG?
それは、インスリンと関係あります。夜、私達の体は副交感神経が交感神経よりも優位になっています。インスリンは副交感神経が優位な時に、たくさん分泌されます。パルムには和菓子ほどではないにしても糖質(炭水化物)が含まれていますから、インスリンが分泌されます。夜はインスリンの分泌量が多いだけでなく、体もあまり動かさず、エネルギーを使うこともないため、パルムは体重増加に加担してしまうことになります。
日中のインスリン分泌量は夜ほどではないし、体も動かすため、パルムのカロリーは消費されやすい状況にあります。
空腹感を我慢するのはダイエットをやめたくなるぐらい辛いこと。
ならば、ダイエットの成果を無駄にすることなく、空腹感を和らげてくれるパルムを食べてダイエットを続けましょう。できることなら、パルムの1本入りよりはパルム6本入りのほうが小さめなので、パルム6本入りの1本を日中に食べるのはいかがですか?