するめのカロリーは?ダイエット向き?食べ過ぎると太る?

するめのカロリーはどのくらい?するめがダイエットに向いていると言われる理由は?するめの栄養素や期待できるダイエット効果などについて徹底解説します。

するめのカロリーはどのくらい?ダイエットに向いている理由とは?

するめとは?

するめとは、イカを開いて内臓を除き、乾かした干物のことです。するめの材料になる生物は、 スルメイカと呼ばれています。また、するめとあたりめはまったく同じもので、するめの「する」という言葉が縁起が悪いという理由で「あたりめ」という言葉が用いられました。

イカのカロリー比較(100gあたり)

食材    :カロリー
スルメイカ :88キロカロリー
ヤリイカ  :85キロカロリー
アカイカ  :88.9キロカロリー
コウイカ  :66キロカロリー
ケンサキイカ:83.9キロカロリー

するめのカロリー・炭水化物・脂質・タンパク質(100gあたり)

カロリー :334キロカロリー
タンパク質:69.2g
脂質   :4.3g
炭水化物 :0.4g
食塩相当量:2.3g

するめのカロリーは1枚80gあたり267kcalのカロリーで、100g換算で334kcalのカロリーとなっています。100gあたりタンパク質が多く69.2gと豊富に含まれています。炭水化物は100gあたりあたり0.4gしかありません。するめはビタミン、ミネラルも豊富に含まれるので、バランスの良い食品です。

するめ以外のカロリー比較(100gあたり)

さきいか    :279キロカロリー
ビーフジャーキー :409キロカロリー
スモークタン  :283キロカロリー
にぼし     :332キロカロリー
アジの開き   :220キロカロリー
ポップコーン   :448キロカロリー
干し柿     :276キロカロリー
スモークサーモン:161キロカロリー

他の食品と比べて、するめはかカロリーが低いわけではありませんが、よく噛んで食べることで少量でも満足できます。その点カロリーを抑えることはできます。

するめがダイエットに向いている理由

するめは低糖質高タンパクなので、ダイエットに向いている食品といえます。するめは半分以上がたんぱく質で、栄養素も豊富です。するめはイカを乾燥させただけのものなので、糖質もカロリーもイカと同じです。ただし、水分が抜けている分、100gあたりの糖質量やカロリーは生のイカよりは高くなります。

噛みごたえがある

するめはよく噛んで食べる必要がありますが、よく噛んで食べることで満腹中枢が刺激されます。満腹中枢が刺激されることによって満腹感を感じやすくなるので、自然と食事量を減らすことができるでしょう。するめは低糖質高タンパクなため、上手に活用すればダイエット効果が期待できます。よく噛むことで、表情筋も鍛えられます。表情筋を鍛えることは、ほうれい線対策にもなりますし、リフトアップ効果も期待できます。また、よく噛むことで唾液の分泌も多くなります。唾液が多く分泌されると消化酵素も豊富になり、体内の活性化を促進します。

タンパク質が豊富

するめにはタンパク質が豊富に含まれていますが、これもダイエットに向いている理由のひとつです。タンパク質が不足すると、代謝が下がり、痩せにくく太りやすくなってしまいます。筋肉量が多ければ多いほど基礎代謝が高くなり痩せやすくなるので、筋肉維持のためにも、タンパク質が豊富なするめはダイエットに適した食品といえます。また、糖質もほとんどないため、血糖値が急上昇する心配もありません。ダイエットを成功させるためには糖質を制限することが有効だと広く知られていますが、するめは糖質がほとんど含まれていないため安心できます。

成長ホルモンの分泌を促す

するめには、成長ホルモンの分泌を促すアルギニンという成分が含まれています。成長ホルモンの分泌量が減ると、代謝が下がり太りやすくなりますが、するめを食べることで成長ホルモンが分泌されれば、痩せやすい体になることが期待できます。

コレステロールを下げる働きがある

ドコサヘキサエン酸という成分も豊富に含まれいるのですが、この成分はコレステロールを下げる効果があります。ドコサヘキサエン酸だけでなく、するめにはコレステロールを下げるタウリンもたくさん含まれているので、血圧を下げたり、中性脂肪の排出する効果もあります。

ダイエットだけじゃない!するめの嬉しい効果

・リラックス効果
するめには、神経を休める働きをするアセチルコリンが多く含まれているため、リラックス効果があるとされています。イライラ解消にも役立つため、ダイエット中のストレスも軽減されるでしょう。ストレスをためないことは、ダイエットを成功させる鍵ですよね。

・肝機能を強化してくれる
するめに多く含まれるタウリンは、コレステロールを下げるだけでなく、脂肪肝の予防・改善に効果があるとされています。エイコサペンタエン酸(EPA)も豊富に含まれるため、肝臓の強化作用も期待できます。

するめを食べ過ぎると太る?ダイエットに適した食べ方とは?

するめを食べ過ぎると太る?

いくらダイエットに向いている食べ物でも、もちろん食べ過ぎるとカロリーの過剰摂取になってしまいます。カロリーの過剰摂取は太ることにつながるので、ついつい食べ過ぎてしまわないように注意です。するめを食べることで食事の総摂取カロリーが減ったら痩せる、反対にするめを食べることで食事の総摂取カロリー増えたら太る、と考えましょう。

カロリーばかり気にする必要はありませんし、するめは糖質制限には最適です。カロリーに糖質、上手に付き合ってダイエットを成功させましょう。

するめをどうしても食べたい時になるべく太りにくくする食べ方

ダイエット中であれば、するめには塩分が豊富に含まれていることを考慮する必要があります。塩分を摂りすぎるとむくみやすくなるだけではなく、体脂肪が付きやすくなってしまうので、なるべくするめの食べ過ぎは避けたいものです。また、するめをおやつとして食べる場合は、食事の塩分量にも気をつけましょう。アボカドや納豆のように、カリウムが多く含まれる食品を積極的に食べるといいですね。

ダイエット効果を上げるするめの食べ方

・食前に食べる
食事の前にするめを食べるのは、満腹感を得やすくし、食事の量を減らすためです。よく噛んで食べることで満腹中枢は刺激されるので、味わいながらよく噛んでするめを食べましょう。何度も噛むことで、脳が「満腹だ」と感じるので、自然と食事量を抑えられます。食後にするめを食べるのはカロリーオーバーとなってしまうだけなので、ダイエット効果を上げるためにも、食前にするめを食べましょう。

・空腹時に食べる
空腹時にするめを食べるのは、他の間食を食べないための予防策と、血糖値の上昇を抑えるためです。小腹が空くと、ついつい口さみしくてお菓子など甘い物食べてしまいますが、それでは一向にダイエットは進みません。空腹を我慢するのは暴飲暴食につながってしまう可能性もあるので、するめを食べてお腹を落ち着かせましょう。するめなら、糖質がほとんど含まれていないので、血糖値が上がる心配もありません。さまざまなダイエット方法が出回っていますが、するめダイエットはストレスなく続けられるのではないでしょうか。