東京大学大学院でダイエットの研究をした藤田英継トレーナーだからこそ感じる「正しいダイエット」とは何か?深い想いと考えをインタビューしました。
藤田英継トレーナー
東京大学大学院で代謝アップとダイエットのことを研究。その後、2008年にパーソナルトレーナーとして活動開始。
都内のフィットネスクラブ2店舗で働き、両店舗で同時に売上No.1を獲得。
お客様の人生全体を考え、一人の人間として信頼してもらえるように真摯に向き合うパーソナルトレーニングを提供する。
このトレーナーが所属しているジム
ー 藤田さんは東大でダイエットの研究をしていたと伺っていますが、トレーナーになった経緯を教えていただけないでしょうか?
東京大学大学院で代謝アップとダイエットのことを研究していました。その後、2008年にパーソナルトレーナーとして活動開始し、これがトレーナーとしてのキャリアスタートになります。
都内のフィットネスクラブで2店舗でトレーナーとして働いていたのですが、その両店舗で共に売上No.1を獲得しました。論理的でわかりやすい指導に定評がありました。
ー 藤田さんのパーソナルトレーニングに対する考え方を教えてください。
私が考える正しいダイエットとは、「健康になることで結果的にダイエットが成功する」です。
ダイエットの指導を始めてから感じているのは、世の中の人は「まずは痩せたい、細くなりたい」という表面的な要望からパーソナルジムに通おうとします。しかし、そもそも痩せるためには健康であることが前提にないと実現できません。
身体を変えるために体内でホルモンを分泌させる、筋肉をつくるタンパク質を作る、といったことは健康でないと十分に起こらない化学反応だからです。
巷で聞く「2ヶ月で◯◯kg痩せる」は確かにキャッチーではありますが、健康を改善した上でダイエットを実現しようとすると2ヶ月ではほぼ無理です。過度な食事制限で必要な栄養素まで抜いてしまっては当然の話ですよね。
2ヶ月のダイエットプログラムを終えた後の人生の方が長く、大切です。そのためその後の人生に続く体作りをすることがパーソナルトレーナーの役目だと考えています。
もちろん、evergreenでも2〜3ヶ月で可能な範囲の結果を出すようにダイエットプログラムを提供しますが、そこはゴールではありません。一生満足する体作りを一緒に目指していきます。お客様の継続率が高いのはここに理由があると思います。
ー なるほど。お客様の一生を考えた上でのパーソナルトレーニングということですね。
では藤田さんがパーソナルトレーニングを指導する際に特に意識しているところも教えていただけないでしょうか?
「一人間として信頼してもらえるように努力する」です。
私は、パーソナルトレーニングはサービス業と捉えています。トレーニングのやり方等は情報が溢れている時代なので、いくらでも真似することはできます。その中でもパーソナルトレーニングに通うということは、結局人対人のサービス業だからだと思います。
この人に教わりたいと思うから続けてもらい、逆にこの人から教わりたいと思っていただけないと続きません。
なので最初から厳しい食事制限をしてもらうことよりも、まずは自分を信頼してもらうために関係づくりを重視しています。
具体的には、お客様が生活の中でダイエット以外に困っていることがあるとします。その手助けを通すことで一人間として信頼してもらえるように努めます。それがポリシーです。
ー プライベートの藤田さんはどんな感じですか?
趣味はトライアスロン、ウイスキー、映画鑑賞、読書、料理、スポーツ観戦などです。
特にお客様と同じ目線になるために、食事はよく作ります。私は別に料理は上手ではないのですが、それでいいんです。
健康のために自炊をしてください、と言うと手の混んだものや高級な素材を考えがちですが、料理は下手でも全く問題ありません。下手でも良いから身体に大切な栄養素を摂取することが重要なのです。効率よく摂取できればいいので、簡単なレシピなども教えたりしています。
ー 最後に体の悩みを抱えている方へのメッセージをお願いします。
体は「遺伝体質×ライフスタイル」で決まります。ライフスタイルに無理をしてはいけません。常にダイエット最優先で、その他の仕事や育児等が疎かになってしまっては人生は豊かになりません。
仮にダイエットの目標に3kg届かなかったとしても、私のパーソナルトレーニングを通してその後の食事やトレーニングをする習慣がつくようになれば、その後の人生は豊かになると思います。
ライフスタイルが豊かでありながら、身体を変えたいという想いを実現するためにサポートします!