ダイエットを成功させるためには、一日の消費カロリーとバランスを取れるように摂取カロリー量を決めること大切です。そのためには、一日の消費カロリーを把握し、食事制限により摂取カロリー量を決めましょう。本記事では、消費カロリーの計算方法や、摂取カロリーの目安、基礎代謝をあげる方法を解説します。
一日の摂取カロリーを制限してダイエットを成功させる
ダイエットとカロリーの関係
日常生活や運動などで消費する「消費カロリー」が食べ物や飲み物などで摂取する「摂取カロリー」を上回ると、運動をしていてもダイエットの効果を得ることが難しくなります。
自分が一日の間に食べ物や飲み物から摂取する「摂取カロリー」と生活や運動によって消費する「消費カロリー」がどれくらいか把握することは、ダイエットを効率よく実践するために必要となります。
「摂取カロリー」ー「消費カロリー」の状態になると理論上は現在の体重を維持することになりますので、ダイエットを行うためには「摂取カロリー」ー「消費カロリー」の収支がマイナスの状態とする必要があります。
そのためには、自分が一日の間に消費する消費カロリー量をおおよそで良いので把握した上で、食事をコントロールし、「摂取カロリー」ー「消費カロリー」がマイナスの状態を作っていきましょう。
一日の消費カロリーの計算方法
一日の消費カロリーの計算方法はいくつかありますが、そのうちの1つをご紹介します。
計算式:消費カロリー=身長(m)×身長(m)×22×係数
※係数は25〜30の間から自身の運動量によって決める。
まずは標準体重を「身長(m)×身長(m)×22」で計算し、「標準体重×25〜30」の日常運動量を掛け算して数値を計算します。25〜30の日常運動量は人それぞれ異なるので、自分に適した数字で計算する必要があります。例えば、身長が160㎝で殆ど運動をしない、という方の1日に必要な最低限のカロリーは「1.6×1.6×22(標準体重)×25(日常運動量)=1408」という計算式になります。つまり、一日の消費カロリーは1408kcalです。
一日の摂取カロリーの計算方法
ダイエットをする際に覚えておきたいのが、1ヶ月で体重の5%を減量目標に設定することです。体重が60kgの人が1ヶ月で無理なく落とすには−3kg(60kg×0.05%=3kg)です。
では、その目標を達成させるために、食事をどれだけ制限すれば良いでしょうか?
脂肪を1kg減らすためには、約7,200kcalを燃焼する必要があります。1ヶ月で−1kgの減量を行うとすると、「摂取カロリー」ー「消費カロリー」の収支を毎日-240kcalにしなければならないという計算になります。お茶碗一杯分(150g)のご飯は約252kcalなので、毎日の食事から、糖質であるご飯を1杯抜いても良いでしょう。
一日の摂取カロリーの極端に制限することは空腹を我慢できず挫折にも繋がりますので、無理のなく続けられる減量目標を設定しましょう。
その他にも、一日三食きちんと食べる、食べる順番を工夫する、一口30回を目安に噛む、一回の食事は20分以上かけて食べるといった毎日の食事から実践することのできる食事ダイエットも効果的です。このように食事の摂り方を工夫することで、より高いダイエット効果を得られることが出来ます。
体重や体脂肪率などの数値の他に、食べたものを細かく記入するレコーディングダイエットを並行して行いましょう。数値や食べたものを「見える化」することもダイエットへの近道です!
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基礎代謝を上げるためには?
基礎代謝が上がれば結果的に消費カロリー自体が大きくなり、摂取するカロリーを多少増得ても太りにくくなったり、痩せやすい体になるため、基礎代謝を増やすことはダイエットにおいて有効です。
基礎代謝をあげる一番の方法は筋肉をつけることですが、食事によって代謝を上げることも可能です。ここでは食事による代謝アップの方法をご紹介します。
朝食をきちんと食べる
体温が上昇することで代謝は上がるので、朝ごはんを食べることは自動的に代謝をアップさせることに繋がります。バランスの良い朝食を心がけることが理想的ですが、朝食を食べる時間が無い方はバナナなどの果物を食べるのも効果的です。
朝食を食べることは、腸内環境を整える働きもあるので便秘改善も同時に期待出来ます。腸内環境の乱れは内臓の機能を低下させてしまうため、基礎代謝を下げてしまう原因にもなります。水分を多く摂取したり、腸内細菌の餌である食物繊維を摂取するよう、サラダや海藻類を朝食に取り入れることにより代謝を上げることになります。
マグネシウムが豊富な食材
唐辛子や生姜などの体を温める食材
これは体内で代謝が上がり脂肪が燃えているためです。夏ならばクーラーなどの冷房器具、冬ならば寒さからくる冷えは代謝を下げる原因となります。体を温めるという点においても、唐辛子や生姜を積極的に取り入れると良いでしょう。
プロテインも代謝アップに最適
糖質:約6%
脂質:約4%
たんぱく質:約30%
たんぱく質の食事誘発性体熱産出による消費エネルギーは、他の栄養に比べて約30%と高い割合ですので、自動的に熱として消え、脂肪が蓄積されづらい成分となります。
プロテインがダイエットに効果的であるということをご存知でしょうか?飲めば痩せる、というものではなく、食事を置き換えるのにはプロテインは最適なのです。そのメカニズムを知り、ダイエットに活用してみてください。
消費カロリーを正しく把握してダイエットを成功させよう!
●標準体重(身長(m)×身長(m)×22)×運動量(25〜30)で1日に必要不可欠な摂取カロリーを把握する。
●1ヶ月で減量する体重は現体重の5%を目安に行う。
●体温が上昇すると代謝が上がるため、朝食はきちんと食べる必要がある。
●基礎代謝が上がりやすい、マグネシウムの豊富な食材、唐辛子や生姜などの体を温める食材を積極的に取り入れると効果的である。
●たんぱく質であるプロテインはDIT(食事誘発性熱産生)が高いため、代謝を上げるためにも取り入れると良い。
食べても太らないノーリバウンドダイエットを行う際は1日に必要な消費カロリーを把握することが大切です。消費カロリーを把握することで、計画的に摂取カロリーを制限してダイエットを行うことが出来ます。
また、極端に食べないダイエットを行うと、体調を崩してしまう可能性があります。一ヶ月に減量する体重は現在の体重の5%を目安にダイエットを行いましょう。また朝食を食べることは、体温を上昇させて自動的に代謝を上げることが出来ます。時間がない場合はフルーツやヨーグルトで代用するのもよいでしょう。マグネシウムが含まれている食材、生姜や唐辛子を積極的に取り入れることで食べ物から代謝を上げることが出来ます。
また、プロテインを使用して代謝促進を促すこともおすすめです。以上を踏まえてダイエットに取り組みましょう!
ダイエットを成功させるには、運動量を増やすこと、食事量を減らすことなどが効果的です。しかし、運動をするとお腹が空きますし、いくらダイエットとは言え、何も食べないといった乱暴な方法はお勧めできません。ここでは、ダイエット中に食べても太らない食べ物をご紹介します。ダイエット中の夜食などに活用してください。