チョコレートの糖質は?糖質が低いチョコレートのランキング!

チョコレートは、バレンタインに限らず女性に大人気のお菓子ですよね。しかし、チョコレートの糖質・脂質・タンパク質はどのぐらい?有名なゴディバチョコレートの糖質は?できるだけ糖質が低いチョコを選べるように、様々なチョコレート商品の糖質量をランキング形式でまとめました。

チョコレートに含まれるカロリー、糖質(100gあたり)

普通のチョコレートに含まれるカロリー・糖質・脂質・タンパク質

カロリー:558kcal
炭水化物:55.8g
脂質:34.1g
たんぱく質:6.9g
糖質: 51.9g

一般的なミルクチョコレートの栄養分析です。チョコレートの主な原料は、カカオと生クリーム、上白糖。生クリームと砂糖がたっぷり使われるため、脂質と糖質が多く含まれています。

チョコレートスイーツに含まれる糖質(100gあたり)

食品名:カロリーkcal、糖質g
チョコクッキー:511kcal、53.4g
ブラウニー:407kcal、29.3g
チョコタルト:474kcal、33.2g
生チョコ:524kcal、26.6g
チョコプリン:254kcal、16.7g

チョコレートの加工食品は、バターや砂糖、生クリームが豊富に使われため、カロリーも糖質も高いですね。
しかし、チョコレートにはミルクチョコレート以外にも種類があり、栄養価も異なります。種類別にもう一度、チョコレートの栄養を見てみましょう。

チョコレートの種類別のカロリー、糖質(100gあたり)

食品名:カロリーkcal、糖質g
ミルクチョコレート:558kcal、51.9g
ダークチョコレート:621kcal、66g
ホワイトチョコレート:587kcal、59g

カロリーと糖質を比較すると、ダークチョコレートが最も高いですね。糖質制限ダイエットをしている場合、チョコレートの種類に限らず、糖質量には気をつけなければいけないことがわかります。
しかし、実はダークチョコレートでカカオ含有率が70&以上のものは、ダイエットと美容にいい効果もあるのです。

カカオ含有率70%以上のダークチョコレートの特筆すべき栄養とは?

食物繊維が豊富で満腹感を得やすい

カカオに含まれるヘルセミロースとリグニンは不溶性食物繊維です。不溶性食物繊維は、腸の中で水分を吸収して膨らみ、空腹感を抑えたり、腸を刺激して便通を促す働きがあります。

ポリフェノールによる抗酸化作用、コレステロール値の低下

ポリフェノールは、抗酸化作用の強い成分で、体内の活性酸素を除去して細胞の老化を防いでくれます。
ポリフェノールが豊富に含まれる食品は、ダークチョコレート以外には赤ワインと緑茶が挙げられますが、ダークチョコレートは特にポリフェノールの含有量が多いのです。
100gの緑茶には01g、赤ワインには0.3g、そしてダークチョコレートには0.8gのポリフェノールが含まれています。

また、カカオに含まれるポリフェノールは、コレステロール値を下げる効果や、コレステロールの酸化で引き起こされる動脈硬化の予防も期待されているのです。

ミネラルが豊富

ダイエット中は、カロリーを抑える食事をしますが、栄養バランス、特にミネラルバランスが崩れやすくなります。
チョコレートの原料のカカオには、ミネラルがバランスよく含まれており、カカオ含有率が高いダークチョコレートには、他のチョコレートに比べてミネラル類が多く含まれているのです。

デオブロミンがダイエットのストレスを軽減させる?

ダイエット中は、食事制限でストレスが溜まり、溜まりすぎたストレスが爆発すると、どか食いに走ってリバウンドしてしまいます。
リバウンドを避けるためには、ストレスと上手に付き合っていかなければいけません。カカオに含まれているデオブロミンという成分は、神経を落ち着かせて、リラックス効果を与えると言われています。
ダイエット中の適度なダークチョコレートの摂取は、ストレス対策に良いというわけです。

糖質が低いチョコレートランキング

糖質が低いチョコレートはある?

ダークチョコレートのカカオ成分がダイエットや美容にいいのはわかりました。しかし、他のチョコレートも、糖質量を知って摂取量を気をつければ、ダイエット中でも食べても良いでしょう。
では、有名なチョコレートの商品別に、カロリーと糖質量を比較してみましょう。今回は、チョコレートの商品の種類別に、糖質が少ない順にランキング形式でまとめました。

普通のチョコレートの糖質量ランキング

順位:商品名ー糖質量g(1粒、板チョコなら1かけらあたり)
1位:ガーナブラックチョコー1.14g
2位:ダースミルクチー1.8g
3位:明治アーモンドチョコレートー2g
4位:明治ブラックチョコレートー2.3g
5位:グリコマカダミアプレミオー3.2g

コンビニやスーパーで手軽に購入できるチョコレート菓子は、板チョコが比較的糖質低めです。アーモンドやピーナッツなど、他の食材を合わせたものは、糖質が高い商品が多いため、ダイエット中は摂取量に要注意ですね。

低糖質チョコレートの糖質量ランキング

順位:商品名ー糖質量g(1粒、板チョコなら1かけらあたり)
1位:明治チョコレート効果95%ー0.58g
2位:明治アーモンドカカオ70%ー0.9g
3位:グリコGABAビターー1.08g
4位:森永ダースカカオ70ー1.2g
5位:アーモンドクラッシュ カカオ70ー1.2g

比較的糖質が低く、カカオ含有率が高い市販のチョコレートを糖質量の低い順にランキングにまとめました。カカオ含有率が高いチョコが一番糖質が低いですね。
糖質が低いぶん、苦味が強くなるので、苦味が苦手な方にはきついかもしれません。苦味をできるだけ抑えたいなら、70%のダークチョコレートを選びましょう。

ダークチョコレートなら、アーモンドやピーナッツなど、他の食材が組み合わせられていても、1個あたりの糖質量は1.5g未満のものが多いです。
チョコレート好きな方には、ゴディバなど高級チョコレートを食べたいでしょうが、ゴディバなど高級チョコレートは他の食材を組み合わせている商品が多いので、そのぶん糖質量が多い可能性があります。
特別感のある高級チョコレートは、バレインタインなど特別な日に食べましょう。

駄菓子のチョコレート商品の糖質量ランキング(1食あたり)

1位:うまい棒チョコレートー2.65g
2位:チロルチョコ(コーヒーヌガー)ー5.9g
3位:麦チョコー8.8g
4位:ブラックサンダーー13.6g
5位:スーパービッグチョコー25.1g

駄菓子の場合、1粒、1個あたりの糖質量がわからないため、1食、1パックあたりの糖質量で比較しました。
駄菓子の場合は小分けに食べるよりも、一気に食べてしまうことが多いので、1パックあたりの糖質量で摂取を考えると良いでしょう。

しかし、一番糖質が低いうまい棒チョコレート1本でも、低糖質のチョコレート商品1粒と比べると、糖質量がおよそ2倍で多いですね。
チロルチョコは1粒で糖質がおよそ6gですから、低糖質チョコよりもはるかに糖質量が多いです。

また、駄菓子は1つ1つの商品が小さく、値段も安いため、ついまとめ買いしがち。
まとめ買いすると、あるぶんだけ食べてしまい、糖質量がオーバーする可能性が高いです。ダイエット中のチョコレート駄菓子は避けた方が良いでしょう。

チョコレートを食べ過ぎるとどうなる?

糖化が進んで肌のくすみやたるみの原因になる

糖質をたくさん摂る食生活を続けると、体内で「糖化」という現象が進みます。糖化とは、体内で余った糖分がたんぱく質を分解して結合する現象です。

肌には、コラーゲンやエラスチンというたんぱく質が存在し、肌のハリを保つ役割を果たしています。糖分を過剰摂取すると、コラーゲンやエラスチンのたんぱく質が糖と結びついて失われるため、肌のハリがなくなってたるむようになるのです。

また、体内で糖化が進むと、肌が黄色くくすみます。糖化は急激に起こる現象ではありませんが、少しずつ時間をかけて進むため、主に年齢を重ねた女性に見られる肌トラブルです。
チョコレートは糖分が多い商品が多いため、毎日たくさん食べていると、糖化が進んでくすみやたるみが起こった老け肌になってしまいます。

体が疲れやすくなる

摂取した糖質が体内でエネルギーになるためには、ビタミンB1が必要です。ビタミンB1は、常に体内にあるものではなく、水溶性で排出されやすいため、毎日の食事で摂取しなければいけません。
消費されやすいビタミンB1が不足すると、疲労感が生まれて体がだるく感じるのです。

1日の摂取カロリーがオーバーする

チョコレートは、糖質だけではなくカロリーも高い食品です。食べる量を決めずに、好きなだけ食べて、1日3食の食事も制限せずに食べると、摂取カロリーがオーバーしてしまいます。
ダイエットを成功させるためには、基本的に摂取カロリーが消費カロリーより少なくなるように制限しなければいけません。
チョコレートを好きなだけ食べ、食事も制限せずに食べると、1日の摂取カロリーを簡単にオーバーしてしまうでしょう。

太りにくいチョコレートの食べ方

1日の摂取量目安はどれくらい?

ダイエット中にチョコレートを食べる場合、必ず摂取量を決めましょう。目安は、20g〜50gで、できるだけ1度に食べる量は1粒、1かけら程度に抑えましょう。

運動前にチョコレートを食べる

運動前にチョコレートを食べると、摂取した糖質がエネルギーとして消費されやすくなり、脂肪の溜め込みを防げます。

また、チョコレートに含まれる「エピカテキン」という成分は、代謝を促進する作用があり、運動の効果が高まることが期待できるのです。
さらに、「テオブロミン」という成分には覚醒作用があるため、集中力が高まって運動の質もアップするでしょう。
集中的にトレーニングをしたいときは、運動前にチョコレートを1粒食べてみてください。

食欲が暴走しやすい生理前はドライフルーツと合わせて食べる

女性の場合、生理前にホルモンバランスの乱れで、食欲が出やすくなります。特に甘いものを欲する傾向があるので、チョコレートなど菓子類の摂りすぎに要注意です。
しかし、生理前は心身ともに不安定になりやすいため、無理な我慢はストレスの元になります。

そこで、どうしてもチョコを食べたくなったら、まずはドライフルーツを食べてみてください。ドライフルーツにも糖質は含まれますが、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。
食物繊維豊富なドライフルーツを先に食べることで、満腹感を感じやすくなり、チョコの食べ過ぎを防げるのです。ドライフルーツも食べ過ぎると糖質量がオーバーしてしまうので、目安量としては指を除いた手のひらに乗る分に制限しましょう。
また、チョコはできれば比較的糖質が低いカカオ含有率が高いものを選んでください。

糖質が多いチョコレートも、商品によっては低糖質に作られているのです。
ダイエット中は、商品選びと食べる量に気をつければ、太ることを防ぎながらチョコを味わえます。
ダイエット中の間食に、低糖質なチョコレートを選ぶときにランキングを参考にしてみてください!