女性のベンチプレス平均は、体重だけでなく、トレーニング経験や使用する器具によって大きく変わります。運動初心者の場合、一般的な20kgのオリンピックバーを挙げられなくても珍しくありません。まずは体重の25〜50%程度を目安に、軽量バーやダンベル、チェストプレスマシンから始める方法もあります。この記事では、女性の体重・経験年数別の目安と、安全な始め方を解説します。
女性のベンチプレス平均は何kg?
女性全体を対象にした統一的な「平均重量」の公的統計は限られています。また、運動経験のない人、ジムに通う人、競技者を一緒に平均すると、実際の目安として使いにくくなります。
そのため、ベンチプレスでは1回だけ正しいフォームで挙げられる最大重量(1RM)と体重の比率で現在地を見るのが実用的です。
| レベル | 体重比の目安 | 体重50kgの場合 |
|---|---|---|
| 未経験〜初心者 | 体重の20〜30% | 10〜15kg |
| 初級 | 体重の40〜50% | 20〜25kg |
| 中級 | 体重の70〜80% | 35〜40kg |
| 上級 | 体重と同程度 | 約50kg |
| 競技者水準 | 体重の1.25倍以上 | 62.5kg以上 |
数値はあくまで目安です。年齢、腕の長さ、体格、スポーツ歴、フォームによって結果は変わります。
女性の体重別ベンチプレス早見表
以下は、胸までコントロールして下ろし、補助なしで1回挙上する1RMの概算です。
| 体重 | 初心者 | 初級 | 中級 | 上級 |
|---|---|---|---|---|
| 40kg | 8〜12kg | 16〜20kg | 28〜32kg | 40kg前後 |
| 45kg | 9〜14kg | 18〜23kg | 32〜36kg | 45kg前後 |
| 50kg | 10〜15kg | 20〜25kg | 35〜40kg | 50kg前後 |
| 55kg | 11〜17kg | 22〜28kg | 39〜44kg | 55kg前後 |
| 60kg | 12〜18kg | 24〜30kg | 42〜48kg | 60kg前後 |
| 70kg | 14〜21kg | 28〜35kg | 49〜56kg | 70kg前後 |
初心者の欄より軽くても問題ありません。安全に同じフォームを繰り返せる重量が、その時点での適切なスタート重量です。
経験年数別の目安
| 経験 | 目安 | 優先すること |
|---|---|---|
| 未経験〜1か月 | 軽量バー・ダンベルから | 肩甲骨、手首、バーの軌道 |
| 1〜6か月 | 体重の25〜50% | 8〜12回を安定して行う |
| 6か月〜2年 | 体重の50〜80% | 練習量と重量を段階的に増やす |
| 2年以上 | 体重の80〜100%以上 | 弱点補強と計画的な強度設定 |
経験年数が長ければ必ず重量が伸びるわけではありません。練習頻度、目的、体調、他のスポーツ経験によっても変わります。
20kgのバーが挙がらなくても珍しくない

多くのジムにあるオリンピックバーは、バーだけで20kgあります。これは体重50kgの女性なら体重の40%です。初めてベンチプレスをする人にとって、決して軽い重量ではありません。
20kgが難しい場合は、次の器具を使えます。
- 5〜15kg程度の軽量バー
- 左右2〜5kg程度のダンベル
- 重量を細かく設定できるチェストプレスマシン
- スミスマシン(バー重量や補助機構は機種によって異なる)
最初から20kgへこだわるより、肩や手首に痛みなく動作を習得するほうが、その後の伸びにつながります。
初心者女性のスタート重量の決め方
- 軽量バーまたは軽いダンベルで10回行います。
- 最後まで同じフォームを保てるか確認します。
- 10回終えても余裕が大きければ、次回1〜2kgずつ増やします。
- 8回未満でフォームが崩れるなら重量を下げます。
最初は8〜12回できる重量を2〜3セットが一つの目安です。限界まで追い込む必要はありません。
女性がベンチプレスをすると胸が小さくなる?
ベンチプレスを行ったことだけで、胸の脂肪が部分的に落ちるわけではありません。ベンチプレスでは大胸筋、上腕三頭筋、三角筋前部などを鍛えます。
体脂肪が大きく減れば胸囲や見た目が変化することはありますが、それは食事や活動量を含む全身の変化です。大胸筋を鍛えることで、胸まわりの土台や姿勢の印象が変わる場合があります。
腕や肩ばかりに効くときの確認ポイント
- 肩がすくんでいないか
- 手首が後ろへ大きく折れていないか
- 肘を真横へ開きすぎていないか
- バーを首側へ下ろしていないか
- 重すぎて肩甲骨の位置が崩れていないか
バーは胸の中部からやや下側へ、前腕が床に対してほぼ垂直になる位置へ下ろします。骨格によって適切な手幅や軌道は変わります。
女性がベンチプレスを伸ばす3つのポイント
週1〜2回、継続して練習する
一度に大量に行うより、回復を挟みながら継続するほうが動作を覚えやすくなります。
胸だけでなく背中と腕も鍛える
ローイング系の種目で背中を鍛え、プッシュアップや上腕三頭筋の種目も組み合わせると、姿勢の安定や押す力を補助できます。
小さな重量幅で増やす
女性の初心者にとって、片側2.5kgずつ、合計5kgの増加は大きな変化です。1kg以下のプレートを使える場合は、小刻みに増やしましょう。
1RMを測るときの注意
初心者が実際の最大重量へ挑戦する必要はありません。8〜10回できる重量から推定できます。
推定1RM = 使用重量 ×(1 + 回数 ÷ 30)
20kgを8回挙げられた場合、推定1RMは約25kgです。実際に重い重量へ挑戦するときは、セーフティバーを設定し、可能なら補助者をつけてください。
痛みが出たら重量を下げる
筋肉の疲労と、肩・肘・手首の関節痛は分けて考えます。運動中に鋭い痛みが出た、腫れやしびれがある、日常生活でも痛む場合はトレーニングを中止してください。改善しない場合は医療機関へ相談しましょう。
まとめ|平均より自分に合うスタート重量を選ぶ
女性のベンチプレス平均は、全員に共通する一つの数字ではありません。体重と経験を考慮して判断しましょう。
- 未経験者は体重の20〜30%程度からでもよい
- 体重の半分を挙げられれば初級の一つの目安
- 20kgバーが重ければ軽量バーやダンベルを使う
- 重量より先に安全なフォームを身につける
男女を含む総合的な体重別レベル表は、ベンチプレスの平均は何kg?男女・体重別の目安とレベル表で確認できます。

-160x160.png)
