魚肉ソーセージは魚のすり身から出来ている為、ダイエットや健康に良い効果があります。しかし、糖質の量が非常に高いので糖質制限ダイエットには不向きです。今回は魚肉ソーセージのダイエット中の食べ方や、栄養素の効果などを解説したいと思います。
魚肉ソーセージの簡単な基礎知識
魚肉ソーセージとは
普通のソーセージとの違い
2つ目の違いはケージングです。魚肉ソーセージのケージングは食べる事の出来ないプラスチックやビニールが使われています。食べる前に剥がす必要がありますよね。通常のソーセージは、混ぜ合わせた肉を動物の腸に詰めて乾燥させます。羊の腸でケージングされたソーセージはウィンナーソーセージ、豚の腸でケージングされるとフランクフルト、牛の腸のソーセージがボロニアソーセージと分類されます。ウィンナーソーセージは小さく、フランクフルトソーセージは中くらい、ボロニアソーセージは太く大きいサイズをしています。
魚肉ソーセージのカロリー・糖質・脂質・タンパク質量
食品 | カロリー | 糖質 | 脂質 | タンパク質 |
---|---|---|---|---|
生ソーセージ(1本20g) | 56 | 0.16g | 4.88g | 2.8g |
生ソーセージ(100g) | 279 | 0.8g | 24.4g | 14g |
ボロニアソーセージ(1本500g) | 1255 | 14.5g | 105g | 62.5g |
ボロニアソーセージ(100g) | 251 | 2.9g | 21g | 12.5g |
魚肉ソーセージ(大1本90g) | 145 | 11.34g | 6.48g | 10.35g |
魚肉ソーセージ(100g) | 161 | 12.6g | 7.2g | 11.5g |
糖質と脂質はどっちのほうが太るのか?糖質制限とカロリー制限(脂質制限)はどっちのほうが効果があるのか?長年議論されてきたこの疑問をプロトレーナーが解説します!正しいダイエットをして確実に痩せましょう!
知っておきたい魚肉ソーセージの栄養素
不飽和脂肪酸であるDHAが含まれている
魚を食べるのに比べると少量ですが、少しでも良い効果を期待する事は可能です。DHAは血液をサラサラにする効果があり、コレステロール値や血糖値を下げたりするのに役立ちます。血糖値が下がるとGI値が下がり、インスリンの過敏分泌を防げます。これは脂肪の吸収率を抑えたり、脂肪の燃焼率を維持できるので、中性脂肪を減らす事がダイエットに役立つでしょう。もちろん、血液がサラサラになる事で高血圧や動脈硬化、心筋梗塞などの生活習慣病の予防にも効果的です。
また、DHAには脳細胞や神経細胞の活性化を促す効果もあるので、記憶力UPや神経伝達の改善による判断力の向上、アルツハイマー型認知症の予防にもポジティブな働きをします。
魚肉ソーセージには魚のミネラルも!
魚肉ソーセージには様々なビタミンや食物繊維も!
血管を膨張させて血流を良くする効果があるビタミンB3(ナイアシン)は、筋肉細胞への酸素や栄養素の供給率を高めます。また、神経系の働きを促進する働きもあるので判断スピードが上がります。この2つのビタミンB3の効果は、多くのスポーツや運動のパフォーマンスUPに直結します。運動やスポーツをより楽しめるでしょうし、楽しく取り組むことが更なるモチベーションになるのではないでしょうか?
カルシウムを効率よく吸収する為に不可欠なビタミンDや強力な抗酸化物質であるビタミンEも魚肉ソーセージには含まれています。ビタミンEは、エネルギーを生み出す過程で作り出されるフリーラジカルと呼ばれ、細胞を酸化を促す電子から細胞を守ります。DNA細胞などの酸化がフリーラジカルによって進むと老化が進むだけでなく、発がんのリスクも高まってしまいます。ビタミンEの摂取は健康管理にもアンチエイジングの為にも大切です。
また、魚のすり身の食物繊維も魚肉ソーセージには含まれていますので、デトックス効果やGI値を下げることでインスリンの分泌を抑えて脂肪の燃焼も促します。
魚肉ソーセージは糖質制限ダイエットには不向き
糖質制限中の魚肉ソーセージはNG
魚肉ソーセージではなく、魚を食べよう!
魚肉ソーセージはいつ食べる?
他にも、お酒のおつまみとして利用するのも悪くありません。お酒のおつまみは塩分の量がかなり高く、高カロリー&高糖質である場合が殆どです。このようなおつまみを食べるよりは、魚肉ソーセージの方が栄養素が高く、カロリー量や糖質量も低く抑えられるでしょう。
皆さんは糖質制限ダイエットがどのようなダイエットか正しく知っていますか?「炭水化物を抜く」と思う方が多いと思います。しかし糖質が含まれているのは炭水化物だけではありません。この記事では糖質制限に向いている低糖質な食材をご紹介していきます。
魚肉ソーセージを食べる際の注意点や選び方のコツ
添加物や着色料、保存料に気を付けよう!
添加物や着色料、保存料は天然の物質でないことが多く、肝臓が毒であると判断して、身体の外へ排出しようとします。少量の摂取は全く問題ありませんが、肝臓には負担が掛かります。もし継続してこれらの物質を摂取した場合、肝臓が処理できる量を上回り、身体に蓄積されてしまうでしょう。蓄積された添加物や着色料などは発がんの可能性を高めたり、うつ病などの病気を引き起こす恐れもあるので注意したいですね。
魚肉ソーセージの塩分にも注意しよう!
また、多くの塩分が体内に取り込まれると、全身細胞が塩分を吸収します。すると、細胞は塩分濃度を調整する為に水分を取り込みます。水分を取り込んだ細胞は膨張します。この細胞による水分の吸収が「むくみ」の原因です。
さらに、体内の塩分濃度が高いと、塩分濃度の調整の為に消化液の分泌も盛んになります。消化液の分泌量が増えるのは、消化の効率を上げてくれるので良い事なのですが、食欲の増大にも繋がてしまいます。すると、食べる量が自然と増えるようになるので、ダイエットの妨げになりかねません。