万病を引き起こす可能性もある睡眠不足

かぜは万病のもとといいますが、睡眠不足はかぜのもとでもあります。睡眠不足になると身体の機能が毎日リセットできず体力や知力だけでなく、内臓機能も回復せず免疫力も低下します。

抵抗力がなくなるため、少しのウィルスでも感染してしまうことになるのです。かぜだけでなく、さまざまな病気にもかかりやすくなってしまいます。

また、睡眠時無呼吸症候群や副鼻腔炎などで、熟睡できていない睡眠障害もあります。この場合は、睡眠不足と同じ症状があるだけでなく、いびきがひどかったり睡眠をとっていても、いつも日中に眠くなるなどの症状があります。その場合は、専門の病院で診察をしてもらいましょう。

睡眠不足になるメカニズムと対処方法について、詳しくは『睡眠障害を未然に防ぐ、眠れない時の対処方法と生活リズム』をご覧ください。

人間の体を回復するために大切な成長ホルモン

眠りには、浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠がありますが、疲れた体を癒すためにはノンレム睡眠の時に出る成長ホルモンが大切です。

眠りの周期は、約1時間30分を区切りとしているため、6時間だと眠りの周期が4回訪れることになります。よく眠ったと実感し、体力や気力が回復するためには、この成長ホルモンが重要で、最低3回×1時間30分(4時間30分)の眠りが必要だとされています。

また、すっきりとした気分で起きるためには、この周期の区切りの良いところで目覚めることが大切です。深いノンレム睡眠の時に目覚めると、心身ともにつらい状態になります。

人によって前後10分など若干の違いはあるため、寝付くまでの時間を考えて、一度スッキリした目ざめの時の睡眠時間を計ってみることをおすすめします。何度か計測していれば、自分にとっての最適な睡眠時間が分かるようになります。

熟睡時に脳の下垂体から促される成長ホルモンは、成長期の子どもはもちろん、大人の身体の疲れをとることにも役立っています。免疫機能を強化することにもつながりますので、睡眠時間を確保することは、身体の健康を保つうえでとても重要なポイントです。

なかなか脱出できない無気力はこわい

仕事の段取りが悪くなり、やる気がでなくなることを経験したことはありませんか。

人間は睡眠不足が続くと、決断力や思考能力がどんどんおちてしまい、きちんとした判断ができなくなります。車の運転やPC作業などもミスを引き起こしやすくなり、深く物事を考えられなくなるのです。その状態が長く続くと、次第にやる気もなくなり、何もしたくないという無気力な状態に陥ってしまいます。

昼間の活動期に意欲的に取り組むためには、まずしっかり熟睡する環境を整えることが必要です。睡眠障害が続くと、生活習慣を整えることさえ、おっくうになってしまいます。無気力な日々流された生活になり、何かの変化に対しても一大決心が必要になってくるのです。よく眠って、日中にしっかり活動できるパワーを養い、元気とやる気を失わないようにしましょう。

思わぬ疾患にかかる原因にも

睡眠不足とうつ病の関係を知っていますか。

不眠症で睡眠不足が続いた結果、ストレスフルな毎日のうえ無気力になり、悪いサイクルが続くと人は突然うつになることがあります。だんだんとうつ状態になっていく場合もあれば、突如自分を自制することができないうつ状態にもなるのです。

そうなると薬を処方したり環境を変えたり病院へ通うなど、自分の力では対応できない状態になってしまいます。不眠症がきっかけになりうつ状態を通り超えてうつ病を発症してしまう場合も大変多いのです。生きるためのエネルギーがおちてしまう病気で、完治までの道のりも大変です。

また、不規則な生活になりがちなため交感神経と副交感神経のバランスが崩れて、自律神経失調症になってしまうこともあります。神経の切り替えがうまくできないので寝付くまでに時間がかかったり、めまいや不整脈などもおこる原因にもなります。

充実した生活のために睡眠不足の改善を

睡眠不足は不眠症だけでなく、身体をむしばみ日常生活を健やかに送ることができなくなる大きな要因となります。

快適な睡眠時間は、人によりさまざまです。かぜやインフルエンザなどで身体が弱ったり、疲労が蓄積していたりする時は、眠たいという要求が満たされるまで眠り続けることも必要です。

毎日充実して過ごせるよう、ぜひ自分に合った睡眠時間をみつけてみませんか。寝付くまでの時間が30分の場合は、6時間30分などとプラスすることも忘れずにしましょう。朝に弱いのは、自分に合う睡眠時間を確保することで解決できるかもしれません。

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