Updated: 2017/03/21 14:25
自律神経 交感神経 副交感神経

自律神経って何?知られざるその存在を徹底解説!

病気でもないのに身体の調子が悪い…。動悸、息切れ、慢性的な疲労や頭痛。ストレス社会で生活する現代人が直面する症状。それはもしかしたら自律神経の乱れが原因かもしれません。『自律神経』という言葉はよく耳にするけど知らない。そんな方も多いのでは?謎多き存在、自律神経。その実態を正確に知り、付き合い方を見つけていきましょう。

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自律神経とは

自律神経とは、自分の意思とは関係なく、身体の機能をコントロールしている神経です。

手足を動かす、ということは意識して行うことはできますが、例えば腸の活動を活発にすることは意識して出来ません。この「意識してもできないこと」の行動を司っているものが自律神経です。

では、具体的に自律神経とは何なのでしょうか?それは『交換神経』『副交感神経』です。この2種類の神経の総称を『自律神経』と呼ぶのです。

交感神経と副交感神経

交感神経

交感神経は循環器(心臓や血管など)を優先して働かせるときに機能します。複雑なことを考え、脳を活発にし、心臓を鼓動させるときです。

つまり、交感神経は日中、活発的な活動をするときに優位に働きます。身体を動かすとき、考えるとき、緊張するときなどです。

副交感神経

副交感神経は消化器(胃や腸など)を優先して働かせるときに機能します。気管を収縮させ、心拍を低下させます。
つまり、副交感神経は日が暮れて身体が休息モードに切り替わるときに優位に働きます。食事を摂った後やお風呂に入っているとき、睡眠中などリラックスしているときです。

このように、交感神経と副交感神経は、一方が上がればもう一方は下がる、というシーソーのような関係にあります。

交感神経が心臓や血管に作用し、素早い活動に臨機応変に対応し、副交感神経は胃や腸に長くゆっくり作用して必要な栄養を身体に送り込みます。各々得意な分野で身体の調子を整えるという特性を持っているのです。

1日の中で自律神経はどのように働いているのか?

1日の中で交感神経と副交感神経はどのように攻守交代しているのでしょうか?健康な人の自律神経リズムは以下の図のようになっています。

起床後、交感神経が徐々に優位に働くようになり、身体が起きてきます。身体が活動を始める準備をしていくのです。

昼食を摂ると、交感神経は一旦副交感神経に役割を渡します。食事で摂取した栄養の消化吸収を促すためです。

消化が落ち着く食事の2時間後頃から再び交感神経が優位になります。仕事のやる気が上がってくる時間帯でしょう。そして夜になると下降していきます。睡眠時には副交感神経が非常に優位に働きます。

健康な人はこのように睡眠時に副交感神経が働くことにより、次の日の活動のために身体をしっかり休ませることができています。

自律神経をコントロールするには?

現代に自律神経が乱れてしまう人が多いのはなぜでしょうか?よく現代人は昔の人よりストレスが大きいため、と言われますが一概にもそれが原因とは言えません。昔の人も厳しい年貢や身分制度があり、大変な生活を強いられていたことでしょう。

しかし、確かに昔より現代社会は自律神経の乱れを誘発してしまう条件は数多く存在します。例えば夜遅くまでの残業。本来なら身体を休ませ、副交感神経に働かせるべき時間に活発に仕事をしてしまうことで交感神経が優位に働き、身体を十分に休ませることができなくなってしまいます。

また、デスクワークや交通の便が発達したことによる慢性的な運動不足。運動不足のために十分な睡眠が取れず、副交感神経が十分に働くことができずに自律神経のリズムが乱れてしまう。

そのため、自律神経のリズムを整える方法のひとつとして、できる限り昼間に活動を始め、夜には身体を休ませるということが大切となります。調子が悪いと感じたら、まずは規則正しい生活をしてみるのはいかがでしょうか。

また、適度な運動による刺激が自律神経リズムにメリハリを与え、バランス調整に繋がることは言うまでもありません。まずは規則正しい生活と適度な運動を行うことからはじめてみましょう。

自律神経の改善のやり方については、以下の記事に紹介しています。ぜひ参考にしてください。