銀だこのカロリーは？ダイエット中に食べると太る？

銀だことは株式会社ホットランドが運営するチェーン店であり、主な業務はたこ焼きの製造と販売です。

銀だこは正式名称を「築地銀だこ」と言い、2000年代直前に全国へ広がったチェーン店であり、直営のみならずフランチャイズ形式でも出店され、一気に爆発的な広がりを見せました。

余談として、「築地」と書いていますが、築地で起業や出店したわけではなく、はじまりは群馬県からです。
「築地」の名前はたこ焼きの具材の新鮮さを伝えるためのものとなっています。
同様に「銀」には銀座出店の夢が込められていました。
なお、現在は築地にもオープンしており、ここが築地本店という扱いになっています。

築地銀だこのたこ焼きは焼き上がりの皮がパリパリとしていて特徴的です。
また、外側の皮と対照的に中はトロトロの食感で仕上がっています。

外側の皮のパリパリ食感は焼き上げ後に工夫があります。
出来上がったたこ焼きを油を用いて揚げており、それによりパリパリ食感を作り出しています。
なお、このとき使われる油はコレステロールゼロのものとなっています。
コレステロールゼロの油は確かにヘルシーですが、油であることに変わりなく、揚げたたこ焼きは揚げないたこ焼きよりもカロリーそのものは高くなる傾向です。

販売個数については当初は8個入パックで販売していましたが、これまでにも10個入りパックや6個入りパックなどの変遷が見られます。
一度は8個入パックの販売が終了したこともあります。
また、築地銀だこは期間限定の味を多数売ることで有名です。

さて、外はパリッとカリカリに仕上がり、中はトロリとした食感から大人気の銀だこですが、ダイエットには向いているのでしょうか？
外側を油で揚げていることはわかっているため、カロリーは高くなるとわかります。
他にも、ダイエットの肝ともなる「糖質制限」に銀だこは向いているのでしょうか？
カロリーや糖質量を調べることで銀だこがダイエットに組み込めるかを調べます。

・たこ焼き
・てりたま
・ねぎだこ
・チーズ明太子

たこ焼きの一部を紹介しています。
上記はレギュラーメニューであり、期間限定メニューや店舗や地方による味の違いは考慮していません。
例えば、期間限定の銀だこに「えび塩」があります。
他にも、同様に期間限定でプレミアムシリーズから「もちチーズ明太」も売り出されました。

また、銀だこには8個入と6個入とが存在し、さらに「団らんパック」には16個入りと24個入とが存在します。

糖質のコントロールはダイエットにおいてとても重要です。

そもそも糖質とは生体内で用いることができるエネルギー源の主要なものを指します。
生体内では血液中でブドウ糖の形で存在し、血液とともに全身を巡り、エネルギーを供給します。
肉体の構築や運動に使われるのみならず、脳の唯一の栄養源として働くといわれています。
そのため、ブドウ糖、引いては糖質が不足するようなら肉体の疲労や不調のみならず、認識能力の低下や判断力の低下、集中力の低下や危機管理能力の低下などが考えられ、生活に支障をきたす可能性もあります。
このように、生きていくうえで必ず必要になるのが糖質という物質です。

糖質はほぼ食べ物中の炭水化物と同じ意味です。
ただし、実際のところ、炭水化物とは糖質＋食物繊維のことであり、厳密には糖質イコール炭水化物ではないとも言えます。
しかし、食物繊維はほぼエネルギーとはならないことから、ダイエット関係ではほぼイコールで結んでも大きな問題にはなりません。

さて、生体内で必ず必要な糖質ですが、多くを摂取すると困ったことになります。
特にダイエットをしている人にとっては、非常に頭を悩ませる問題です。

糖質を多量に摂取すると、血中のブドウ糖量が上昇し、血糖値が上昇した状態になります。
この状態は体に不都合が多いため、血糖値を下げる仕組みが体内には存在します。
それは体内のホルモンであるインスリンの存在です。
インスリンは余剰のブドウ糖を形を変えて血糖値を下げようとします。
しかし、余剰のブドウ糖が多いとインスリンの反応は最終的には中性脂肪をつくり、体に余分なエネルギーを蓄えてしまいます。
ダイエットをしている場合、この中性脂肪がつくインスリンの反応は避けたいところでしょう。
せっかく痩せようとしているのに、まさに太るための反応といえるからです。

そのため、摂取する糖質を制限・コントロールしようとするダイエットが存在しています。
そのダイエット法を糖質制限ダイエットと呼びます。
ただし、既に書いているように、糖質そのものは非常に重要な物質です。
いくら、糖質制限ダイエットでもいきなり糖質をゼロにするような真似はできません。
糖質を厳密にゼロにしようものなら、かなり危険な状況になってしまいます。
糖質制限ダイエットと言えど、ある程度の糖質とは付き合っていかなければなりません。
そこで今回は銀だこのたこ焼きの糖質がダイエット中に付き合っていけるものかを調べます。

銀だこのカロリーと糖質量を調べていきます。
ただし、糖質量に関しては公開情報が存在しないため、普通の揚げないたこ焼きを参考にします。
計算時にはたこ焼き同士のサイズを合わせました。
銀だこや揚げない普通のたこ焼きの糖質は小麦粉の量に依存していると考えられます。
よって、サイズが同じであれば小麦の量もほぼ同じ、糖質も近似値をとるものと考えられるでしょう。
また、揚げても揚げなくても小麦の量には関係ないため、糖質量の推定が狂うことはありません。

8個入パックのカロリー
・たこ焼き：664.5kcal
・てりたま：807.6kcal
・ねぎだこ：587.6kcal
・チーズ明太子：691.9kcal

6個入パックのカロリー
・たこ焼き：498.4kcal
・てりたま：605.7kcal
・ねぎだこ：440.7kcal
・チーズ明太子：518.9kcal

8個入の糖質量は共通して80gから90gの間と予想できます。
同様に6個入の糖質量は共通して60gから67.5gの間と予想できます。

この数値だけ見てもすでに高カロリー・高糖質量であるとわかりますが、より分かりやすくするために、ほかの食べ物と比べてみましょう。

100gあたりのカロリーと糖質量を比較します。
銀だこは1個30gの計算で8個入240g、6個入180gとして扱います。

＜100gあたりのカロリー＞
・たこやき：276.9kcal
・てりたま：336.5kcal
・ねぎだこ：244.8kcal
・チーズ明太：288.3kcal
・米：168kcal
・ラーメン：436kcal
・食パン：260kcal
・ベーグル：275kcal
・コッペパン：265kcal
・フランスパン：279kcal
・そば（茹で）：132kcal
・うどん（茹で）：105kcal
・みかん：46kcal
・りんご：57kcal
・バナナ：86kcal
・メロン：42kcal
・オレンジ：47kcal
・いちご：33kcal

＜100gあたりの糖質量＞
・銀だこ共通：33.3gから37.5g
・米：37.1g
・ラーメン：63g
・食パン：46.6g
・ベーグル：54.6g
・コッペパン：49.1g
・フランスパン：57.5g
・そば（茹で）：26.0g
・うどん(茹で)：21.6g
・みかん：12.0g
・りんご：15.5g
・バナナ：22.5g
・メロン：10.4g
・オレンジ：11.75g
・いちご：7.68g

比較してみると、主食に匹敵するカロリーと糖質量であることがわかります。
端的に言って、銀だこは高カロリー・高糖質で間違いありません。

「銀だこを食べてダイエット」は絶対に成立しません。
簡単に言ってしまえば、銀だこを頻繁に食べていてはあっさりと太っていくでしょう。

なぜ、銀だこを食べると太るのか？

カロリーと糖質量(推定)が多すぎるからです。
意外と数値が小さいと感じるのではないかと思いますが、続けて間食していれば10日以内に1㎏近く太る可能性があるといえば危機感を覚えるでしょうか。

銀だこを頻繁に食べることは少なくともダイエットには一切向かない行為です。
できれば、ダイエット中は食べないようにするのが望ましいでしょう。

何よりも銀だこは小麦粉から作られています。
小麦粉は糖質量が非常に多く、食べ過ぎれば最終的に簡単に太りやすい物質です。
これは普通のたこ焼きも同じ傾向ですので、油断しないようにしましょう。
自宅でたこ焼きを作って銀だこの代わりにしようとしても、食べ過ぎれば簡単に太るということです。