肥満に潜む脂肪細胞!その仕組みと働きについて
Updated: 2017/04/24 01:14
肥満 脂肪細胞 白色脂肪細胞 褐色脂肪細胞

肥満に潜む脂肪細胞!その仕組みと働きについて

肥満には基礎代謝量の低下や摂取カロリー過剰など様々な原因があります。しかし、私たちの知らないところで肥満に関係している細胞があることをご存知でしょうか?脂肪細胞は私たちの肥満の原因になる1つです。ここでは肥満の原因の1つである脂肪細胞についてご紹介します。

シェア ツイート はてブ

実は肥満に関係しているのは肥満細胞ではない!

皆さんは私たちの体内に肥満の原因となっている細胞があることをご存知でしょうか?

そう、肥満細胞…ではありません!「肥満」という言葉がついているために肥満に関する細胞と勘違いされがちですが、実は肥満細胞は体の免疫やアレルギーと関係している細胞で、肥満とは関係がありません。

では、肥満の原因となっている細胞とは一体何なのか?
それは脂肪細胞という細胞の中に「脂肪球」という油滴を多く含む細胞のことです。生活習慣などの影響でこの脂肪滴が増えることで脂肪細胞が肥大化し、私たちは肥満になります。

脂肪細胞について詳しく見ていきましょう。

脂肪細胞ってなんだろう?

前述したように、脂肪細胞とは細胞の中に「脂肪球」という油滴を多く含む細胞のことです。脂肪細胞には「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」の2種類存在し、これらの働きが私たちの体に変化を及ぼします。

白色脂肪細胞は全身のあらゆるところに存在していますが、特に下腹部・お尻・太もも・背中・腕の上部・内臓のまわりに多く存在しています。

一方褐色脂肪細胞は主に首のまわり・脇の下・肩甲骨のまわり・心臓・腎臓のまわりに存在しています。

脂肪細胞のせいで太ってしまう理由

白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞とでは肥満に対する働きが異なります。

白色脂肪細胞は、体内の余分なエネルギーを油滴として細胞内に取り込みます。すると油滴が大きくなり、白色脂肪細胞自体が肥大化します。細胞が肥大化するということは体が肥大化するということなのでこれが肥満に繋がってしまいます。

褐色脂肪細胞は、細胞内に多くのミトコンドリアを持つため脂肪を燃焼してエネルギーを産生する働きがあります。つまり褐色脂肪細胞をしっかり働かせることができれば脂肪が減少するため肥満を予防・解消できることになります。

また、褐色細胞は年齢と共に減少してしまうため、年齢を重ねると太ってしまうのはこれが原因です。

つまり、脂肪細胞が関わる肥満の原因は「脂肪をため込む」ことと、「脂肪燃焼効果の減少」です。

白色脂肪細胞の肥大に対抗するためには

前述したように、脂肪細胞による肥満は過剰なカロリー摂取によって白色脂肪細胞中の脂肪量が増加することと褐色脂肪細胞の減少にあります。つまり、白色脂肪細胞に脂肪をためないか、褐色脂肪細胞を減少させないことが対策として挙げられます。

しかし、褐色脂肪細胞の減少を止めるのは難しいため、私たちができるのは「白色脂肪細胞に脂肪をためない」ことです。

これは決して難しいことではありません。普段のダイエットと同じく食生活や生活リズムの見直し・適度な運動を行う事で十分に脂肪が燃焼され肥満に対抗することができます。

肥満についての食生活や運動は、以下の記事をご覧ください。

褐色脂肪細胞は働かせることができる

褐色脂肪細胞は脂肪を燃焼してくれますが、その働きは遺伝子的に操作されているため自由に褐色脂肪細胞を働かせたり休ませたりすることはできません。しかしある程度ではありますが褐色脂肪細胞を働かせることができます。

まず第一に寒冷刺激を与える方法です。金沢市医師会では低温の水(18度以下)で泳ぐことが1番いい方法として提唱されています。

また、夜と昼の区別をしっかりつけ、昼間はしっかり体を動かして活動し、夜はリラックスして早めに寝て十分に睡眠をとりましょう。このようなメリハリのある生活のリズムをつけると褐色脂肪細胞の働きがよくなります。

肥満のメカニズムを知って正しい対応を

肥満に関係する細胞について理解していただけましたでしょうか?

遺伝上私たちの努力ではどうにもならないこともありますが、私たちの努力が改善につながることがよくわかっていただけたかと思います。肥満は他の重大な疾患を引き起こしやすいため、この肥満みなるメカニズムを知ることで日ごろからの対策を考えて生活しましょう。

Thumbnail c22fa5aa d0cc 4e66 82e9 c58c10846966

この記事をお届けした
OLIVAの最新情報を
してチェックしよう!