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朝一の筋トレと朝食の1時間後の筋トレ

質問者

夜、遅くに帰宅するため筋トレを朝一にしています。起床後、おそらくタンパク質が足りていないと思いますが、筋トレの効果はあるのでしょうか。また、筋トレは朝一と朝食の1時間後のどちらが良いのでしょうか。
トレーナーの回答

萩原智之

JATI-ATI 健康運動実践指導者

こんにちは。
西新宿にて活動を行っている萩原です。
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筋トレ=タンパク質というイメージがあると思いますが、
タンパク質は『身体の材料』であって『筋トレのエネルギー源』にはなりにくいです。
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もちろん『エネルギー源』にもなりますが、タンパク質がエネルギー源になる状態まで摂取カロリーが少ない状態は、身体の材料にするタンパク質が少なくなりますから、効果的ではありませんね。
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では『筋トレのエネルギー源』になる栄養素は何か。
それは『糖質』です。
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筋肉内の糖質(筋グリコーゲン)は筋肉を動かすエネルギーに。
肝臓内の糖質(肝グリコーゲン)は血糖値の維持に。
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起床後・空腹の状態は肝グリコーゲンが少なく、そのせいで血糖値が下がっている可能性があります。
その状態では高強度のトレーニングは無理ではないでしょうか。
ですから、血糖値の維持のために3時間前までには食事を済ませることが理想とされています。
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起床後時間が無い場合でもある程度のエネルギー摂取は必要と考えます。
ですから、朝食後の筋トレが良いでしょう。
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消化の負担が少ない(糖質がメインで脂質が少ない)食事を。
おにぎりやパンやパスタなどを軽く食べる程度で良いでしょう。
(面倒であればウイダーインゼリーが吸収が早くおススメです。)
タンパク質に関しては筋トレ後に摂る方が良いと思います。
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タンパク質に関しては『タイミング』よりも『絶対量』を意識することが大切です。
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必要なたんぱく質量は減量期や増量期でも変わりますので、その量を是非調べてみましょう。
それを『1日の合計で』満たすことを考えてみて下さい。
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【まとめ】
①運動に必要なエネルギー源は『糖質』
→運動前・中には糖質の摂取を
②筋トレ後にはタンパク質摂取を
→60分以内のプロテイン推奨。
→それ以上に大切なのが『絶対量』
以上となります。

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