ふくらはぎの脂肪を落とすためにはまず太くなる原因を知ろう!これで脚痩せ実現!

監修者

園部恵美

ヨガ指導員 食育指導員

意外と目につきやすいふくらはぎをスッキリ、細っそりさせる為に大切な事を誰でも簡単に出来る方法でまとめてみました。なかなか落としにくいと場所でもありますが、理由を知るとその対処法も見えてきます。太くなる理由は意外とシンプルな事ばかり。ご自分に当てはまるのがないか見てみてください。

ふくらはぎが太い原因は何?

園部恵美監修トレーナーからのアドバイス

ヨガ指導員 食育指導員

多くの女性の目標の1つが美脚ではないでしょうか?その美脚を作るために必要な事は沢山ありますが、今回はテーマをふくらはぎに絞って考えてみたいと思います。

ふくらはぎの脂肪が落ちにくくて困っているので嬉しいです!

太い立派なふくらはぎ、ししゃも足、足首のないリカちゃん人形のようなメリハリのないふくらはぎ…ひとくちにふくらはぎの悩みと言っても、その内容は様々と思います。

色んな理由、原因があるふくらはぎの太さやメリハリのなさの悩みですが、実は全ての大きな原因は『流れの悪さ』にあります。心臓から離れた場所にあるふくらはぎには身体中の老廃物も重力に乗って集まりやすい場所。 それを戻すだけの筋肉が無かったり、あるいはつまりがあると、その老廃物は余分な水を溜め込み、リンパを滞らせて、最終的にはなかなか落としづらいセルライトに変貌しその場所に鎮座し続けてしまいます。

そしてその『流れの悪さ』にはいくつかの原因がそれぞれあります。

次の章ではふくらはぎの『流れの悪さ』の理由をいくつかの原因ごとに対処法をあげてみました。自分のふくらはぎの太さの理由がどれに当てはまるのかを見極めて、その対処法を実践してみてください。

最初はなかなかしぶといふくらはぎの流れの悪さも少しずつ改善され、最終的にはむくみにくい流れの良い足を作っていけます。流れの良い足は全身の流れにも作用しますから、見た目だけでは無く健康にも直結していきます!

『発達し過ぎた筋肉』がふくらはぎの原因?改善エクササイズは?

太いふくらはぎのツートップと言っても過言ではない『発達し過ぎた筋肉』。学生の頃に運動部に所属していた方なら経験した方もあるかもしれません。立派なししゃも足。筋肉はふくらはぎには大変重要になりますが、つきすぎるとこれも太さの原因になってしまいます。

そしてこの筋肉ですが、運動をしていないのについてしまうっていう方も居るんじゃないでしょうか?そんな方は立ち方歩き方が悪いかもしれません。

同じ運動部なのに、太くなるふくらはぎとそうではないふくらはぎがあるのは足の使い方にあります。そして運動をやめた後にもその使い方は変わらない為、運動をしてる訳ではないのにやたらふくらはぎに筋肉がついてしまうのです。

その原因のひとつが足裏の足底筋の低下などからくる足裏のアーチ不足。足裏には縦のアーチと横のアーチがあります。このアーチが足裏を形作っていて、重たい体重を小さな面積で受け止めてそれを分散するだけのバネとなっています。そのバネの機能が無くなってしまった足では体は安定しづらく、それをサポートする為に足から上の機能に負担がいきます。

それは足首の場合もあれば膝にくることもあるし、股関節やふとももの発達にも関係してきます。そのひとつがふくらはぎの異常発達になります。

なるほど足裏のアーチ、使い方でふくらはぎが太くなってしまうのですね。。

足裏にタコやマメがあるのは歩き方、立ち方の悪い証。また外反母趾やハンマートゥなどもアーチの不具合から起こる足の特徴のひとつです。

足裏にアーチを作る為の対処法

足裏にアーチを作る為には正しく足を使えるようになる事が大切です。その為に出来る事をいくつか紹介します。

①足指でグー、チョキ、パー
最初は手を使って足指ひとつひとつを割くように動かしていきます。足先の流れの改善にもつながりますし、眠っていた筋肉を目覚めさせる効果もあります。

②タオル引き寄せ
床にタオルを置き、それを足指を使って引き寄せます。足裏の筋肉を鍛えて正しいアーチへと導いていきます。

③足裏マッサージ
ゴルフボールなどを使っても良いです。足裏には沢山のツボも集中していますので、その他の効果も期待できます。
④足指関節ほぐし
足にも手と同じように関節があります。その中でも中足趾節関節(中足趾節関節)、いわゆる第3関節を使えずに生活している方が沢山いらっしゃいます。 手で言えばゲンコツの握れていない状態で手の力がしっかり発揮できないように、足も全ての関節が使えてこそ足の力がしっかりと使えるようになります。

先に紹介したタオル寄せもこの関節を動かすことを意識して行う事が大切です。 筋肉を作って今までの癖を改善する事は容易ではありませんが、めげずにトライしてみてください。足の疲れやむくみが無くなって来たら正しく足を使えてきた証拠です。

『無さすぎる筋肉』もふくらはぎのむくみが取れない原因

前章と同様によくある理由のひとつが『無さすぎる筋肉』。特に女性は筋肉が付きにくく、それでいて運動習慣もない方が多い為1番多い理由かもしれません。さらには食事制限などのダイエットでより筋肉が付きにくくなっている方も多数。

体にはリンパが流れている事は皆さんご存知の通りですが、そのリンパを全身に流してくれているのは筋肉の収縮運動によるものです。

なかでもふくらはぎは重力の影響を一番受けやすく、足まで落ちたリンパが体に戻って行くときの第1関門とでも言えます。ここに更に上にリンパ液を押し上げるだけの筋肉が無ければリンパの流れは足に滞ることになります。

程よく筋肉をつけることで、リンパ液を押し上げることの出来るしなやかなふくらはぎを作りましょう。

ふくらはぎの脂肪を落とす筋トレ

ふくらはぎや太ももの筋肉を鍛える事が大切です。ふくらはぎや太ももを鍛える動きは沢山ありますが、ここではどちらにも効くスクワットといつでも出来るながら運動をご紹介します。

スクワット

①両手は腰にあてて、足を腰幅の2、3倍ほど開き立ちます。
②膝は足首の真上にくるように腰を落とします。この時背中は真っ直ぐに。
10秒から30秒キープをして、3セットくらい行いましょう。

カーフレイズ(足を揃えて踵の上げ下げ)

①真っ直ぐ足先、踵をつけて立ちます。
②足先、踵はつけたまま、足の甲を正面に向けたまま踵を高く上げて下ろす。

余裕があれば下ろしきらず途中で止めてまた高く上げましょう。

ふくらはぎを強くし、ふくらはぎのポンプ力を上げるのでむくみ改善に役立ちます。また先に出てきた足底筋の強化にもなります。

脂肪や冷え、骨盤の歪みもふくらはぎの太さの原因

増え過ぎた脂肪がまねくふくらはぎの太さ

純粋にただただ脂肪がつき過ぎてしまっているふくらはぎもあります。もちろん脂肪だけではなく大体の場合、筋肉の不足からむくみも同時に抱えている事がほとんど。

これは前述した対処法と同じく筋肉をつけていくことと、有酸素運動などを取り入れたエクササイズを行う事で足に限らず全体的に脂肪を落とすことも大切です。また運動だけではなく食事の改善も必要です。

冷えによる流れの悪さからくるふくらはぎの太さ

これも冷え性の女性なんかには多い原因のひとつです。この理由も筋肉を増やすことが大切です。そもそも冷える理由が筋肉不足とそこから来る体全体の流れの滞りが理由です。

先ほどもリンパの流れについて出てきたと思いますが、全身の水分を代謝していくにはリンパの流れがスムーズであることは必要不可欠。そしてそのリンパの流れを作るのが筋肉です。もちろんそれだけではなく食生活の悪さから水分代謝が悪くなる事もあります。水分補給が少ない事もむくみを起こす一因になります。

食生活の見直しをする事も冷えを改善するためには重要です。

またリンパマッサージをする事で流れがよくなり冷えの改善にも役立ちます。リンパ節をさすったり圧迫するだけでも効果があります。難しく考えず心臓方向に撫でるだけでリンパマッサージの効果は出ます。テレビを見ながらでも出来てしまうので気軽に生活の中に取り入れてみましょう。

骨盤の歪みに起因するもの

ここまで筋肉に着目していましたが筋肉がついてきても骨盤に歪みがあると流れの悪さの改善には繋がりません。特に太ももの太さが気になる方は骨盤の歪みが代謝の悪さの大きな原因になっている事が多く、ふくらはぎもその影響を受けている場合が多いです。

骨盤の歪みの原因は様々でひとくちにコレ!と断定する事は難しいですが、立ち方や歩き方の癖、アンバランスな筋肉のつき方に因るもの、骨盤を支える筋肉の低下など理由は様々です。今回は開いた骨盤を引き締める動きをひとつご紹介します。

セツバンダアーサナ(橋のポーズ)

①膝を立てて横になります。足先、膝は腰幅に。余裕があれば閉じます。
②両手で腰を支えながらお尻を持ちあげます。余裕があれば手は開放して床に置きます。

ゆっくり5呼吸くらいを3セット行います。余裕があれば呼吸数、セット数を増やしましょう。
腰に痛みがあれば無理せず行います。足を伸ばして座り膝を伸ばしたままお尻歩きを前後ろ行うのも骨盤の歪み解消に、また骨盤内に滞っている流れの改善に役立ちます。

ふくらはぎの太さは、もちろん見た目にも気になるところですが、実は見た目だけではなく健康のバロメーターにもなります。ふくらはぎが整って来た時、体の歪みは解消され、むくみもなく全身が流れの良い状態になり、細胞ひとつひとつも活性化されより健康な体へと近づいていきます。ぜひ自分の体調を見るひとつのキッカケにしてみてくださいね。

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