わらび餅のカロリーは?ダイエット中に食べると太る?

監修者

高山 菜緒

日本赤十字社救急法救急員 健康運動実践指導者 オープンウォーターダイバー 一般社団法人ボディリラクゼーション従事者安全安心機構 全米ヨガアライアンス200

「わらび餅は和菓子だし、味もすっきりしていてダイエット中でも食べても大丈夫そう」というイメージが強いかもしれませんが、実際にカロリーや糖質、栄養成分はどうなっているのでしょうか。ダイエット中に食べても太らないスイーツなのかどうか、調べてみましょう。

わらび餅のカロリー・炭水化物量は?

ダイエット中ですが、甘いものがどうしても我慢できません。。わらび餅ってスイーツの中では割とヘルシーそうですよね?食べても大丈夫ですか?

高山 菜緒監修トレーナーからのアドバイス

日本赤十字社救急法救急員 健康運動実践指導者 オープンウォーターダイバー 一般社団法人ボディリラクゼーション従事者安全安心機構 全米ヨガアライアンス200

ストレスで暴飲暴食をしてしまっては元も子もありませんので、適度な息抜きは大事ですよね。わらび餅のカロリーや栄養分を調べ、ダイエット中のスイーツとして向いているかどうか、検証してみましょう。

品名 カロリー 炭水化物 内容量
わらび餅 (ヤマザキ) 206kcal 54g 180g
わらび餅(あわしま堂) 347kcal 確認中 190g
わらび餅・黒糖蜜付き(明日香食品) 157kcal 確認中 180g
京風きなこのわらび餅・沖縄県産黒みつ使用(セブンイレブン) 174kcal 48.1g 1個(内容量不明)

わらび餅は糖質が高い

ヘルシーそうに見えるわらび餅ですが炭水化物が多く含まれていることがわかりました。ここで、わらび餅の材料について触れてみましょう。

伝統的なわらび餅はわらび粉を使って作られていますが、現在市販されているものはでんぷんを材料としているケースが多いと言われています。でんぷんに水や砂糖を加えて作るので、炭水化物が多く含まれ、当然糖質も高くなります。      

他のお菓子とのカロリー比較

和菓子はヘルシーなイメージがありますが、実際に洋菓子ともカロリーを比較してみました。

わらび餅以外のスイーツのカロリーの比較(100gあたり)

お菓子のカロリー比較
品名 カロリー
大福もち 235kcal
水ようかん 171kcal
ショートケーキ 344kcal
ミルクチョコレート 558kcal

高山 菜緒監修トレーナーからのアドバイス

日本赤十字社救急法救急員 健康運動実践指導者 オープンウォーターダイバー 一般社団法人ボディリラクゼーション従事者安全安心機構 全米ヨガアライアンス200

内容量や1個あたりのグラム数にもよりますが、
ショートケーキなど洋菓子と比べると、わらび餅のカロリーは控えめですね。

きな粉の糖質って意外にそこまで高くないのですね。

高山 菜緒監修トレーナーからのアドバイス

日本赤十字社救急法救急員 健康運動実践指導者 オープンウォーターダイバー 一般社団法人ボディリラクゼーション従事者安全安心機構 全米ヨガアライアンス200

そうですね。わらび餅を食べるなら黒蜜な避けてきな粉にするべきです。ご飯一杯の糖質が約60gであることを踏まえると、極端に高くもなく低くもないですね。

ダイエット中にわらび餅を食べる時のポイント

間食ではなく食事メニューに加える

わらび餅が思っていた以上にカロリーが高いことに驚いている人もいらっしゃるのではないでしょうか。糖質制限ダイエットをしている人にとっては、糖質を多く含んでいる点も気になるところですね。ですが、我慢してストレスを溜めるのは、ダイエットする上で逆効果にもなります。ポイントを踏まえた上で食べるようにしましょう。

食べるタイミングに注意しよう

同じ糖質量やカロリーのものでも、低血糖になっている空腹時と、食後すぐに比べて血糖値の上昇率が大きくなり、インスリンを多く分泌させることにつながります。インスリンが大量に分泌されると、消費し切れなかった糖分が脂肪として蓄えられやすくなります。
また、糖質の高いスイーツは、身体の代謝が活発な午後2時ごろまでに食べることがベターとされていますので、昼食の後のデザートなどとして食べることをおすすめします。

食べ過ぎに注意

わらび餅は軟らかくて食べやすい食感のため、1つ食べ始めるとまた1つ…と、いつの間にか多く食べてしまいがちなスイーツでもあります。
わらび餅にまぶしてあるきな粉はダイエットに活用される食品でもあり、黒蜜は上白糖よりも低カロリーな黒糖が使われてはいますが、やはりいずれもかけ過ぎたりしないように気を付けてください。

ドリンクに抹茶を

甘いわらび餅を食べる時には、抹茶を一緒に飲むことをおすすめします。和菓子にぴったりというだけでなく、抹茶は血糖値や血中コレステロール値のコントロール効果などがうたわれる茶カテキンなどを含むため、身体に優しい飲み物として知られています。ビタミン、ミネラルや食物繊維にも恵まれていますので、栄養バランスの調節にも役立つでしょう。

運動などでカロリーを消費

スイーツを食べ過ぎてしまったと感じられたら、身体を動かしてカロリーを消費しましょう。階段昇降を13分、散歩を30分ほどするだけでも80kcal消費できると言われています。

ダイエット中でも安心!こんな食材のわらび餅も!

寒天を活用

ダイエット中にどうしてもわらび餅を食べたいと思ったら、身体に優しいとされる材料を使って作ってみるのもおすすめです。例えば、寒天が挙げられます。寒天は食物繊維を多く含み、カロリーもほとんどゼロに近い食材です。寒天粉と砂糖をお湯で沸かし、溶いた片栗粉と混ぜた後に冷やして固めて作ることができます。

豆乳でたんぱく質をプラス

片栗粉や水、砂糖のほか、豆乳を材料に加えて鍋で暖め、混ざってから冷すという作り方もあります。豆乳を材料にプラスすることで、ダイエット中の人にとって重要な栄養素であるタンパク質を効率的に摂取することができるようになります。

豆乳には、原料である大豆よりも消化・吸収されやすいという強みもあります。豆乳に含まれる栄養分のうち、大豆タンパクは動物性の食品に含まれるタンパク質に比べ、より低カロリーで基礎代謝をアップさせることができると言われています。また、豆乳を通して血中コレステロール値や中性脂肪値のコントロール効果がうたわれるサポニンや、お腹の調子を整える機能で知られるオリゴ糖もとることができます。

甘味料を工夫

スイーツを作る時に欠かせない甘味料を、より低カロリーなものにしてみるという手段もあります。通常に砂糖として広く使われている上白糖は100gあたり384kcalですが、カロリーゼロもしくは低カロリーの人工甘味料も今や広く普及しています。それぞれの商品のカロリーや特性を踏まえた上で、よりふさわしいと思われる甘味料をスイーツ作りに生かしてみてはいかがでしょうか。

材料や一緒に摂るものを工夫しよう

わらび餅の画像
前述の通り、わらび餅の材料を変えたり、一緒に抹茶を飲んだりなどの工夫をすることでダイエット中でも安心して食べることができます。カロリーより糖質が高い食材なので食べるときは量にも気をつけて食べるようにしましょう。