きんつばのカロリー・糖質は高い?ダイエット中に食べると太る?

断面のぶ厚いあんこが見るからに甘そうなきんつば。やはりダイエット中は我慢した方がいいのでしょうか?食べたい場合はどのようにして食べたら良いのか。気になるカロリーや糖質など、きんつばについて詳しく解説していきます。

きんつばのカロリー・糖質はどのくらい?ダイエットに向いている?

きんつばとは、寒天で固めたあんこを平たく成形したものに、水で溶いた小麦粉などを塗って焼いた和菓子です。

さて、そのきんつばにはどれくらいのカロリーや糖質が含まれているのでしょうか。

品名 カロリー 糖質
角きんつば・1個(ヤマザキ) 241kcal 確認中
きんつば・1個(中田屋) 141kcal 確認中
芋きん1個75g(満願堂) 147kcal 確認中
きんつばによっても大きさに違いがあるためカロリー比較は難しいですが、きんつば1個で白米茶碗1杯弱から1杯ぶんほどのカロリーに相当する食べ物であることがわかります。
例として、ヤマザキの角きんつばを1個を消費するのに必要な運動量は、体重50kgの人で30分以上泳ぎ続けるか、5km以上のランニングが必要です。

また、他のお菓子とも比較してみました。

品名 カロリー 糖質
きんつば(ヤマザキ) 241kcal 確認中
ショートケーキ 308kcal 約24g
どら焼き 271kcal 46.4g
今川焼き 222kcal 46.8g
カステラ 320kcal 62.6g
きんつばは、ショートケーキなどの洋菓子に比べると低カロリーで、おなじ和菓子であるどら焼き今川焼きと並びほぼ同じくらいのカロリーということがわかりました。

きんつば和菓子なので洋菓子より太りにくい?

洋菓子に使われる生クリームやバターやチョコレートは脂肪分が多く、総じてカロリーも高めです。糖質と脂質が同時に摂取されると、先に糖質が分解・代謝されるため、脂質は余って体脂肪として蓄積されがちです。ですから洋菓子の方が和菓子よりも太りやすいというのは一理あります。

対する和菓子は、脂質をほとんど含まず、寒天がノーカロリーであることや、あんこの小豆に食物繊維が含まれていること、また水分量が多めなことなどから、洋菓子よりはヘルシーとされています。
けれどもヤマザキのきんつばを見てみると、食物繊維は残念ながらゼロ。ということは55gもの糖質の100%が炭水化物ですから、糖質制限ダイエットの観点からすれば、おすすめできる食品ではありません。

和菓子か洋菓子かという区別よりも、原材料と成分をよく見て判断する必要があるということです。

ダイエット中にどうしてもきんつばが食べたくなったら?

糖質制限対応商品を上手に活用しよう

飽食の現代社会では生活習慣病が蔓延し、糖尿病患者や予備軍の数は年々増加しています。しかも空前の糖質制限ブームということで、ありがたいことに低カロリー・低糖質の、糖質制限に特化した商品がたくさん出ています。

創業100年以上の和菓子の老舗、横浜の「菓匠寿々木」では、糖質を20g以下に抑え、なおかつ食物繊維を豊富に配合したローカロリーのきんつばを販売しています。
また北海道の旭川に本店を置く「壺屋総本店」も、1個当たり70gで80kcalという、従来品の半分のカロリーでおいしさそのままのヘルシーなきんつばをネット販売しています。

ダイエットによくないとわかっていても、どうしてもあんこが食べたい、どうしてもきんつばが食べたいといいう人は、こうした商品を上手に利用してストレスなくダイエットを継続していきましょう。