マッサージは毎日やるべき?マッサージの理想の頻度を解説!

監修者

都築朋枝

カラダ改善トレーナー/ダイエットカウンセラー/パーソナルトレーナー/ ハタヨガインストラクター養成講座講師 /介護予防運動指導員/整体師/

【プロトレーナー解説】気持ちの良いマッサージは毎日でも受けたい!けど、そもそも毎日受けても良いものなの?整体師の資格を持つトレーナーがマッサージの効果と理想の頻度について紹介します。

マッサージはどんな所で受けられる?

肩こりがひどくてマッサージが受けたいと思っているのですが、どういうところに行ったら良いかイマイチわからなくて・・・

都築朋枝監修トレーナーからのアドバイス

カラダ改善トレーナー/ダイエットカウンセラー/パーソナルトレーナー/ ハタヨガインストラクター養成講座講師 /介護予防運動指導員/整体師/

マッサージと一口に言っても、たくさんの種類のマッサージがあります。まずは、一般的に受けられるマッサージにはどんなお店、どんな種類があるのか、目的別に見ていきましょう。

マッサージが受けられるお店の種類

・リラクゼーションサロン
リラックス、癒しを目的としたサロン
基本的にはゆっくりとしたリズムで指圧や揉みほぐしをしていきます。肩こりや腰痛などの疲れをとったり、リラックスが主な目的です。
部分的〜全体と、時間によって施術する箇所が違います。

また、アロマオイルを使ったオイルトリートメントや足つぼマッサージ、温浴施設のマッサージなどもこれに分類されます。基本的には自分が通いたいペース、時間で自由に受けられます。

・整体院
痛みの解消や歪みを整える。
整体師による施術を行います。肩こりや腰痛などの慢性痛を解消したり、姿勢の癖や歪みを整えて、根本から改善していく施術になります。定期的に受けることで体の状態を改善していきます。整体院により、扱う分野や対象が異なります。

通うペースは体の状態に合わせて整体師がアドバイスしてくれます。始めのうちは1〜2週間に1度、ある程度症状が改善されてくれば、1ヶ月に1度くらいのペースで通うことを推奨されます。

・治療院(保険適用)
国家資格保持者のマッサージ師、柔道整復師、鍼灸師による治療が受けられる所です。保険診療で怪我や急性の痛み(寝違えやぎっくり腰など)を治療します。整骨院、接骨院、鍼灸院などがこれに分類されます。治療院によっては自費診療でマッサージを行っているところもありますが、保険診療では10〜20分のマッサージと電気治療などがメインです。毎日〜週に数回のペースで治療を受け、症状が回復するまで通い続けます。

このように目的によって行くべきところが違うのがわかると思います。
お店や院によっては、すべて複合的に取り入れている所もあります。

マッサージを受けることによりどんな効果があるのか?

都築朋枝監修トレーナーからのアドバイス

カラダ改善トレーナー/ダイエットカウンセラー/パーソナルトレーナー/ ハタヨガインストラクター養成講座講師 /介護予防運動指導員/整体師/

マッサージではコリや疲れを取るイメージがあると思いますが、マッサージの種類によって、効果にも違いがあります。ここでは上記で挙げた3つの種類(お店)ごとに効果の違いを説明していきます。

マッサージの効果

<リラクゼーション(指圧・揉みほぐし・オイル)>
・コリ・張りの緩和
・むくみや冷えの緩和
・疲労回復
・血流促進
・リンパの流れを良くする
・リラックス
・リフレッシュ

<整体>
・姿勢や歪みの改善
・痛みの緩和
・コリ・張りの緩和
・バランスの調整
・柔軟性や可動域の改善
・体質改善
・リフレッシュ

<保険治療>
・痛みの緩和
・怪我の治療
・保険適用になる症状の改善

なるほど〜。お店によってもやり方や効果が違うんですね!今後マッサージに行く時に選ぶ基準にしてみます!

マッサージを受ける頻度はどれくらいが理想?

自分の症状がどれに当てはまるかによって、通う頻度も異なります。

例えば、
デスクワークで肩こりがひどい方の場合
・リラクゼーションサロンに週に1回行く
・整体院で肩こりの原因になっている猫背を治してもらうために1〜2週間に1回行く

急にぎっくり腰になった場合
・保険がきく治療院で3日間治療を受け、治れば終了、まだ痛ければ続けて通う
・整体院で整体施術を受け、1週間後にまたケアをする

毎日の疲れを取りたい場合
・疲れたと感じたらリラクゼーションサロンに行く

基本的には疲れや痛みを感じたら、その時点で施術を受けるのがいちばんです。刺激が強すぎないリラクゼーションマッサージなら毎日30〜60分くらいは受けても良いでしょう。
逆に、強く刺激の強いマッサージは、筋肉を痛めてしまう可能性があります。強ければ効くというものではないので、無理は禁物です!

マッサージの効果を上げるため推奨する頻度は、リラクゼーションサロンなら1週間に1度、整体院なら1〜2週間に1度くらいのペースでケアするのがオススメです。

あまり間隔を空けすぎると、体は元の状態に戻ってしまいます。しかし、症状が緩和されてくれば通う頻度を減らしてもOKです。

都築朋枝監修トレーナーからのアドバイス

カラダ改善トレーナー/ダイエットカウンセラー/パーソナルトレーナー/ ハタヨガインストラクター養成講座講師 /介護予防運動指導員/整体師/

マッサージや整体を受けに行ったら、自分の体の状態、症状に合わせて、セラピストや院の先生などに通う頻度やコースの時間をアドバイスいただくのがいちばんいいと思います!

マッサージの効果はどれくらい持つのか?

マッサージの効果は症状や受ける時間、施術者の力加減などによっても異なります。
普段から運動やセルフケアの習慣があったり、生活習慣が乱れていない人は、マッサージを受けると効果が数週間〜1ヶ月程度長持ちしますが、そうでない人は、せっかくマッサージを受けても2〜3日で元の状態に戻ってしまう方もいます。普段からの姿勢、食生活、生活習慣などが乱れている人は、やはり疲れやすく、マッサージの効果も持続しにくくなってしまいます。

マッサージの効果に関しては、人により効き方や持続性も変わってきます。もちろん、症状が重ければ改善に時間もかかりますし、体に合っていないケアをしていたら、効果も半減してしまいます。

マッサージの効果を高めるためのポイント

・疲れがピークになる前に受ける
例えば、あなたの今の疲れ指数が100だとします。100の状態で1回マッサージを受けると、半分の50に減るとします。また日が経つにつれ、50に減った疲れは60、70・・・と増えていきます。そこで我慢をしたり、放っておくと、疲れはまた100になり、さらに110、120と悪化してしまう場合もあります。

疲れが120になった時にマッサージを受けても、50しか疲れが取れないので、疲れの状態は「120−50=70」です。これでは、今の疲れよりも悪い状態ですよね?完全に疲れてから受けると、疲れが取れにくくなることもあります。理想は、疲れがピークになる前(70〜80の段階)で行くのが、マッサージの効果を高めるタイミングと言えます。

・定期的に同じ間隔で受ける
これも前述した部分と重なりますが、疲れたときに行くというペースでは、マッサージで取れる疲れの量にも限界があり、ある程度までしか回復しません。100の疲れが1回マッサージを受けて50になり、また100になったら行っても50以下にはなりません。これを疲れが80の段階で行けば、50の疲れが取れるので、「80−50=30」と、前よりも疲れが取れるようになります。これを繰り返していけば、だんだんと疲れが溜まりにくい体になっていきます。

・食後1〜2時間は避ける
食後は食べたものを消化するために、胃や腸をを働かせるために内臓に血液がたくさん送られます。体が消化のために働いている時間にマッサージを受けると、消化不良などを起こしてしまう可能性があります。また、体調が悪い時や飲酒後も血流が一気に良くなり、余計に悪化したり気持ち悪くなってしまう可能性があるので気をつけましょう。

肩こりなどは自分でケアして疲れにくい体を目指しましょう!

自分は肩こりがひどいので毎日でも通いたいけど、予算が・・・

都築朋枝監修トレーナーからのアドバイス

カラダ改善トレーナー/ダイエットカウンセラー/パーソナルトレーナー/ ハタヨガインストラクター養成講座講師 /介護予防運動指導員/整体師/

お店に通うにはお金がかかるので、毎日通うのは大変ですよね。
そのためには、日頃からストレッチやセルフケアなどの習慣を持っておくと自分でもある程度ケアできるようになってきますよ!

自分で出来る!疲れにくい体になるためのケアや習慣

・ウォーキング
・軽めの運動
・ストレッチ
・ヨガ
・セルフケア・セルフマッサージ
・入浴
・バランスの良い食事
・質の良い睡眠
・ストレス発散

疲れにくい体になるためには、運動・食事・睡眠を整えることが基本となります。運動の時間が毎日取れない方は、自宅で寝る前にストレッチを行ったり、通勤時間を利用してウォーキングをするなど、出来る範囲で体を動かしましょう。
筋肉を動かしたりほぐすことで、血液循環が良くなり、疲労物質や老廃物が体内に蓄積されにくくなります。

また、リラックスしたり、ストレスを発散することは、自律神経の安定にも繋がります。自律神経が乱れると、不眠、疲労、胃腸の不快感、便秘や下痢など、体に様々な支障をきたします。

数日の疲れならすぐに取れるかもしれませんが、それをケアせずに、数週間、数ヶ月、数年と時間が経てば経つほど、疲労も老廃物も体内に蓄積され、慢性化してしまいます。
すると結局、マッサージに何度も通う必要が出てきて、マッサージで改善されなければ病院にいかなければいけなくなり、時間もお金もかかってしまいますよね。
そうなる前に予防は大切です!

都築朋枝監修トレーナーからのアドバイス

カラダ改善トレーナー/ダイエットカウンセラー/パーソナルトレーナー/ ハタヨガインストラクター養成講座講師 /介護予防運動指導員/整体師/

マッサージは症状や目的によって受ける時間や頻度も異なります。
一番良いのは、自分で日頃からケアをして、月に1度体をメンテナンスするために受けること。
健康な体を維持するために、マッサージをうまく利用しましょう!

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